番外編!テレビドラマ版「IT/イット」の恐怖と友情の物語を紹介

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番外編!テレビドラマ版「IT/イット」の恐怖と友情の物語を紹介

出典:amazon.co.jp

怖いピエロが少年たちの悪夢に、果たしてピエロの悪夢を打ち倒せるのか!!

1990年アメリカABCで放送された「IT/イット」、日本でも吹き替え放送で人気を得ました。
その後2017年にリメイクされ劇場版が上映されました。
たけしゃんの映画三昧生活では普段、劇場で上映された作品を紹介しています。
しかし今回は番外編としてテレビドラマ版「IT/イット」を紹介します。

なぜテレビ版の作品を紹介するのかというと、たけしゃんもテレビ版を見て好きになったからです。
その当時は普通に映画だと思っていました。
今ではDVD、動画配信サービスなどで鑑賞することが可能なので、映画となんら変わりません。
今回は「IT/イット」(以下イット)の恐怖と魅力をご紹介していきます。

最初にお伝えしたいのは「イット」はホラー映画ですが、登場人物たちの深い友情の感動にも丁寧にふれています。
このようにホラーテイストの中に感動が含まれているのが本作の魅力の1つです。
スティーヴン・キングはホラーで有名ですが「スタンドバイ・ミー」でも少年たちの友情を感動的に描いています。
困難に立ち向かう仲間たちの姿に感動できます。

イット予告動画はこちら!!

物語は過去、現在と交互に進んでいきます。
弱虫クラブのメンバーは27年前に(イット)を打ち倒しています。
しかし誰もがその記憶を忘れています。一本の電話が鳴るまでは・・・
過去に起こった出来事が悪夢になり、少年たちにつきまといます大人になった今も。
たけしゃんは子供の頃、(イット)をみてピエロが怖くなりました(笑)

この記事は(イット)の基本情報、魅力、ストーリー、まとめの順で執筆しています。
それでは、お付き合いください。

イット基本情報

出典:ウィキペディア

原作:スティーヴン・キング

監督:トミー・リー・ウォーレス

話数:2

各話長さ:187分(DVD/Blu-ray版)

主な登場人物

ペニーワイズ/ティム・カリー(本作の悪者イット、ピエロの姿をしており自らを踊る道化師と名乗っている。27年ごとに現れ人々を襲う。)

ビル・デンブロウ12歳/ジョナサン・ブランディス(本作の主人公で弱虫クラブのリダー、吃音ぐせがあるが弟のジョージをイットに殺害されてから症状が悪化する。)

ベン・ハンスコム12歳/ブランドクレイン(弱虫クラブのメンバー、ポッチャリ型の少年、父親を戦争で亡くし母親と叔母の住むデリーに越してきた。)

ベバリー・マーシュ12歳/エミリー・パーキンス(愛称はべヴ、弱虫クラブの唯一の女性、父親と二人暮らし、父親はべヴの通う学校の用務員。)

リッチー・トージア12歳/セス・グリーン(弱虫クラブのメンバー、通称おしゃべりリッチー、明るい性格だがイタズラがすぎる事も、メガネがトレンドマーク。)

エディ・カスプブラク12歳/アダム・ファライズル(弱虫クラブのメンバー、クラブ結成まではビルの一番の親友、父親を亡くし母と二人暮らし。)

スタンリー・ユリス12歳/ベン・ヘラー(弱虫クラブのメンバー、ユダヤ人で野鳥の観測が趣味の少年。)

マイク・ハンロン12歳/マーロン・テイラー(写真を撮るのが趣味の黒人の少年、弱虫クラブに最後のメンバー。)

ヘンリー・バウワーズ12歳/ジャレッド・ブランカー(弱虫クラブのメンバーたちの同級生、不良グループを引き連れて弱虫クラブのメンバーに絡んでくる。)

ビル・デンブロウ成人期/リチャード・トーマス(今は恐怖小説の作家、妻オードラとイギリスに住んでいる。)

ベン・ハンスコム成人期/ジョン・リッター(現在は建築家として有名になっている。)

ベバリー・マーシュ成人期/アネット・オトゥール(デザイナーとして成功をおさめている。)

リッチー・トージア成人期/ハリー・アンダーソン(テレビで売れっ子のコメディアンになっている。)

エディ・カスプブラク成人期/デニス・クリストファー(職業は明かされていないがある程度の成功はおさめている模様、現在も母親と暮らしている。)

スタンリー・ユリス成人期/リチャード・メイサー(彼も職業は明かされていない。現在は妻との二人暮らし。)

マイク・ハンロン成人期/ティム・リイド(皆がデリーを去った後もデリーに住み続けて図書館に勤めている。)

ヘンリー・バウワーズ成人期/マイケル・コール(27年前の連続殺人事件の犯人とされ収容されている。)

「IT/イット」の恐怖と友情の魅力

・得たいが知れないペニーワイズ(イット)の恐怖

本作ではペニーワイズの事をイットと呼びます。それは正体不明の悪者だからです。
しかもイットは見える人にしか見えません。
例えばペニーワイズは風船を持って現れますが、弱虫クラブのメンバー以外のデリーの人々には全く見えていません。
風船が割れたら血が噴き出し辺り一面が血まみれになるのですが、それすら気づかないのです。
デリーの昔に写真にもペニーワイズ姿が映っています。そう何百年前から存在しているのです。
しかもイットはその者が恐れる姿で現れ恐怖させるのです。

・不良グループ、ヘンリーがうえつけたトラウマ

作中ではビルたちを弱虫クラブと名付けた不良グループのリーダー、ヘンリーが登場します。
ヘンリーはビルをはじめ弱虫クラブのメンバーをイジメの対象にします。
みんな12歳の時の記憶は薄れていたのですが、マイクの電話により記憶がもどる時ヘンリーの事も思い出し傷つきます。
弱虫クラブは12歳時(イット)を倒しに下水道に向います。その時ヘンリーは影に潜みメンバーを殺害しようとします。
もはや不良の域を超えた考え方をもった少年が弱虫クラブのメンバーにトラウマを植え付けたのです。

・デリーの異変と人々

デリーの町では昔から大きな事故が周期的に起こっています。
ある授業中にマイクがその事を発表しましたが、教師はなぜかあまり聞きたくない素振りをみせました。
またある時ベヴがヘンリーたちに絡まれていた時、近くの住民が目撃していたにも関わらず見て見ぬふりをしたり少し変わっています。

・弱虫クラブの団結力と友情

弱虫クラブのメンバーは家が裕福でなかったり片親であったりと、みんな寂しい思いをしています。
それが故にヘンリーとイットに眼をつけられたのかもしれません。
しかし、そんな境遇だかこそ彼らの友情は固いものになっています。

そんな友情をあらわすエピソードで印象的なのが2つあります。
1つ目は、12歳時ジョージを殺害されたビルがメンバーに訴えるかけるシーンです。イットをたおすため「僕に力を貸して」と。
その訴えを聞いたメンバーたちが寄り添い合う姿は感動的です。

2つ目は、大人になってから再びイットに立ち向かう場面でエディ言った言葉です。
エディは今まで女性と関わり合った事が無かったことを打ち明けます。
それは本当に愛していない人を抱けないと、そして君たち以外を愛したことが無いとの告白でした。
もはや友情を超え、愛情にまでになった関係は素晴らしい。

以上の様な恐怖と友情の場面が魅力です。

(イット)ストーリー

・イット再び新たな殺戮が始まり弱虫クラブのメンバー集結(DVDでは前編です。)

物語は現在のデリーから始まります。
ある曇り空の日、嵐が近づこうとしています。
そんな中三輪車で家に帰ってきたろーりー・アンは、家の洗濯物の影に不気味なピエロに出会います。
次の瞬間ピエロが襲いかかります。その後母親は彼女の無惨な姿を見て絶叫します。

成人したマイク・ハンロンは図書館で勤めていますが、今回の事件は初めてではなく連続で起こっている事に危惧していました。
しかも今回の現場付近でイットに殺害されたジョージの写真を見つけたのでした。
そしてビル・デンブロウに電話をかえます、イットが帰ってきたと。
ビルはこの時ジョージの記憶が戻りデリーに帰ると言い、引き留めるオードラを置いて家を後にします。

そしてマイクが連絡を入れたのはベン・ハンスコムでした。
ベンも同じく電話を取るまでイットの記憶が消えていました。
そしてベヴに対する甘酸っぱい恋の思い出も戻りました。ベヴに宛てた恋の詩の事です。
かつて再びイットが現れたら集まるという約束を守るため彼もデリーに向います。

そして次はベヴです。
彼女はデザイナーになっており今日は日本人相手の大きな商談が待っていました。
その為電話に出れませんでした。
そして彼女のパートナーのトム・ローガンと商談を成功させました。
その夜マイクからの電話が再び鳴り、彼女も記憶が戻り必死に止めようとするトムを追い払いデリーに向かうのでした。

エディは今も母親と過ごしています。相変わらず喘息は治っておらず母は過保護です。
電話を受けたエディがデリーに向かうのを止めようとしますが、エディは振り払い出ていきます。
そして彼も12歳の時の記憶が戻り、恐怖するのでした。

リッチーはテレビ番組に出ている最中でした。
番組の収録を終え電話にでたリッチーにかつての恐怖記憶が襲い掛かります。
そして彼も番組に穴をあける覚悟でデリーに向かうのでした。

そしてマイク、彼だけはデリーに住み続けているため記憶は鮮明です。
マイクは弱虫クラブのメンバー全員でをラッキー7)と思っています。
その力がイットを打ち倒したのだと信じていました。
彼が弱虫クラブのメンバーに入会したのは、ヘンリーに追いかけられた時にみんなに助けてもらったのがキッカケでした。
その時マイクがみんなに見せた写真に写っていたペニーワイズが動きだし、みんなに恐怖を与えました。

最後はスタンリー・ユリス(以下スタン)です。
彼は妻とくつろいでいる時電話を取りました。
彼はイットの存在を最後まで信じようとしませんでした。

12歳時の弱虫クラブは純銀のイアリングを武器にとって、イットの根城である下水道に向いました。
しかしヘンリー率いる不良グループが後を付けており、スタンはヘンリーに捕まってしまいます。
その時まばゆく光るイットの死の光を間近で見てしまったのです。この時ヘンリーは光をモロに見てしまい一瞬にして髪の毛は白髪になってしまいました。
なんとか逃げおおせてみんなと合流できたスタンでしたが、イットに捕まっていまいます。
彼を救ったのはエディでした。喘息の吸引器ヲイットにむけ放ちイットの顔を溶かしたのです。
次の瞬間ベヴがパチンコで放った純銀がイットの頭に命中しイットを追い払いました。
そして彼らはイットが再び現れたら集結する約束をするのでした。

スタンは電話を切った後、浴槽で手首を切り命を絶ったのでした。浴槽のかべに(I'T)の文字を残して。

・再びデリーへ、再びイットと対峙する弱虫クラブ(DVDではここからが後編です)

最初にデリーに着いたのはビルでした、デリーに着いたビルはジョージのお墓の前にたちます。
すると振り向けばイットが墓穴を掘っているのです。
そして7つの墓を掘っていたイットが言いました。何処がいい?端っこは埋まっているからダメだと。
ビルは幻だと念じてイットの姿を消しました。
その後マイクと合流します。そこでマイクからのサプライズが待っていました。
記憶を呼び戻すためだとマイクは言いました。それはビルの自転車「シルバー号」でした。
ビルとマイクは童心に戻り「シルバー号」で楽しみました。

リッチーもデリーに到着、マイクの勤め先に向いますが彼の前にイットが現われます。
彼以外には見えていない様です、イットは沢山の風船を放ちます。
風船は破裂して血しぶきを飛ばします。
リッチーは言付けをしてその場を後にします。

ベンも戻ってきてタクシーに乗っていました。
そして子供の頃にみんなで集まっていた川を通りがかりました。
そこでイジメられていいる子供を見ました。そして子供の頃の自分の姿と被せました。
その後イットの幻覚が彼を襲いますが、何とかやり過ごしました。

エディは子供の頃に通っていた薬局の前で車から降りました。
そこでエディもイットの幻覚に襲われます。そして逃げるように薬局を後にします。

最後はベヴ、彼女は実家を訪れ呼び鈴を押します。
しかし見間違えたのか表札が違います。そして家に住んでいる老婆に招かれ家に入ります。
家に入りしばらくすると老婆の姿は恐ろしく変貌していきます。
ベヴは何とか逃れ家を出ます。
振り向いて見た家はボロボロの廃屋だったのです。
イットの笑い声と共に風船が舞っていました

一方ビルの家ではオードラとグレコーが話しています、グレコーはビルに対して否定的です。
オードラはビルの元に向かう決意をするのでした。

夜はマイクが予約した店で食事会です。
しばしイットの事は忘れてみんな、近況報告などをして楽しみました。

その時イットは州矯正施設にいるヘンリーに弱虫クラブへの復讐をするように促します。
そしてヘンリーを施設から脱走させました。

食事の場でもイットの作り出した幻覚が襲いかかってきます。
みんなは場所を変えマイクの職場の図書館に移動しました。
図書館でスタンに連絡してスタンの死を知るのでした。
冷蔵庫の中にはイットが作り出したスタンの生首が、そして嵐が襲ってきます。
みんなは円陣を組み嵐と幻覚を追い払いました。
その頃オードラはデリー付近まで来ていましたが、イットに出会ってしまいイットの放つ眩い光を見てしましました。

その後一行はホテルに移動しますが、マイクは施設から脱走してきたヘンリーに襲われます。
揉めた際にヘンリーはマイクを刺したナイフで自らを刺し死んでしまします。
マイクは重症でしたが命は助かりました。
そして面会していたビルに、かつてイットの頭に命中させた純銀のイヤリングを託します。

スタンを失いまたマイクが負傷した今、弱虫クラブのメンバーは弱気になっていました。
しかしビルは恐怖に打ち向かうと決めました。
ビルの話を聞いて、かつての少年時代のビルの力を貸してほしいと言った言葉をみんな思い出しました。
みんなはビルの気持ちにこたえ覚悟を決めます。再びイットに立ち向かうと。

下水道に突入する前ベヴに純銀のイヤリングを渡します。リッチーは弱気でしたがやはり参加します。
下水道に入った5人、ビルはオードラのカバンを見つけて動揺し1人で走り出します。
みんなは後をおってビルを制します。ビルは冷静さを取り戻し再び先に進みます。

しばらく進むとかつて対決した場所にたどり着きました。
そこにビルがジョージのために作った船が流れてきます、ジョージの幻覚と一緒に。
ビルは幻覚を追い払います。
そこにイットが宙に浮かび上がり、出て行けと警告してきました。
イットは人間を食べるための本体があると確信し、船を流します。
みんなは船の後を追って奥に向いました。
行き着いた先には人骨が転がっていました、そして小さな扉も。

ここでエディがみんなに告白します実は彼女はいないと。
そして今まで女性と関係を持ったこともないと。
それには理由がありました。本当に愛していない相手は抱けないと、そしてみんな以外に愛したこともないと。

いよいよ突入です。
扉の先にはイットに捕まった人たちが蜘蛛の糸のようなもので捕らえられています。
その中にはオードラの姿も見えます。
その時奥から蜘蛛のような姿をした怪物が現れます、これがイットの本体です。
ベヴはパチンコで純銀のイヤリングを放ちますが通用しません。
そしてイットの身体から眩い光が放たれビル、ベン、リッチーの3人は光を見て動けなくなります。
ベヴはその間にイヤリングを取にはしります。

残ったエディは勇気を振り絞り、かつての様に吸引器をイットにむけます。
しかし攻撃は効かず、イットに捕まってしまいます。
そしてベヴがイットの腹にイヤリングを放ちました。
イヤリングは見事に命中、イットはその場から逃げましたがエディは息をひきとりました。
残りの4人は逃げたイットを追いかけ心臓を抜き出し、今度こそ本当にイットを倒したのです。
しかし失った代償はとても大きなものでした。
イットが死んだことで捕らわれていた人々も解放されました。

ここからはマイクが回想を語ります。
リッチーは映画で活躍。ベンとベヴは2人で旅立ちその後結婚して妊娠もしました。
ビルはオードラが回復しないまま町を去ることに。(オードラは、イットの死の光を見てしまったので廃人のようになっていました。)
町を去ろうとした時、ビルはシルバー号を目にします。
かつてスタンをイットから助けたシルバー号に懸けます。
オードラを乗せ坂道を全力で走ります、するとオードラが反応します。
オードラは正気に戻り、2人は抱き合い喜びをかみしめるのでした。

番外編!テレビドラマ版「IT/イット」の恐怖と友情の物語を紹介のまとめ

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

本作「イット」に関して、改めて感じることはホラーテイストだけじゃないという事です。
ペニーワイズの不気味さと、自分達にしか見えない恐怖の数々。
全体を通してホラーとしての完成度は高い作品だと言えるでしょう。

しかし共に恐怖を通して信頼を高めていく仲間たちの絆を描いているのが、作品の醍醐味なのかなぁとも感じます。
映画にはそれぞれのメッセージがあると思います。
時には製作者の思惑とは違うメッセージを感じる事も、だからこそ映画の楽しみは尽きないのです。
たけしゃんの映画三昧生活では、これからも多くの作品とメッセージをお伝えしていきます。
そして少しでも多くの人が「映画三昧生活」を楽しめたら嬉しく思います。

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