ツッコミどころ満載で楽しい「1974年ゴジラ対メカゴジラ」の魅力

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ツッコミどころ満載で楽しい「1974年ゴジラ対メカゴジラ」の魅力

出典:BANDAI CHANNEL

日本の誇る怪獣映画といえば、まちがいなく「ゴジラ」でしょう!!

シリーズは「ゴジラ-1.0」まで含めると30作、アニメで3作、ハリウッド版1作、そしてモンスターバースシリーズは現在5作目。
もはや世界の「ゴジラ」といっていいでしょう。

そもそもゴジラの立ち位置は作品によって人間の敵、そして時に人間(地球)の味方と変わるのがシリーズが続く魅力かもしれません。
そして今回登場するメカゴジラも作品ごとに立ち位置はバラバラです((笑)
今回、たけしゃんの映画三昧生活でその魅力を紹介させていただくのは「1974年版ゴジラ対メカゴジラ」です。
本作はゴジラ映画としては14作目にあたりその後、何度も登場するメカゴジラのデビューでもあります。

登場する怪獣はゴジラ、ゴジラの友達怪獣アンギラス、そして安豆味王朝の守護神キングシーサー
そして対するのはブラックホール第三惑星人が操るメカゴジラです。
アンギラスは冒頭メカゴジラの正体が判明する前に、こっぴどくやられて早々にリタイヤします(笑)
ですのでメインはゴジラ、キングシーサー組対メカゴジラの戦いになります。

しかし物語はそれだけではありません。
地球人とブラックホール第三惑星人の戦いも、地球の命運にかかわります。
ここまでの話だとシリアスな感じを受けたかもしれませんね。
ちなみに今回はパニック映画として紹介します。

本記事では「1974年ゴジラ対メカゴジラ」の基本情報、魅力(ツッコミどころ)おすすめポイント、ストーリー、まとめの順に執筆しています。
「1974年版ゴジラ対メカゴジラ」予告編はこちらをご覧ください。

基本情報

公開日:1974年3月21日

上映時間:84分

監督:福田純(本編)
中野昭慶(特撮)

主な登場人物/出演者

清水敬介/大門正明(本作の人間の主人公、沖縄で海洋博の工事に携わっている)

清水正彦/青山一也(敬介も弟の大学生、沖縄に遊びにきて敬介と合流する)

金城冴子/田島玲子(首里大学考古学研究室から海洋博工事現場で発見された壁画と置物の調査に以後、敬介と行動を共にする。)

国頭那美/ベルベラ・リーン(安豆味王朝の末裔、キングシーサーを眠りから覚めさせることができる唯一の人物)

国頭天願/今福正雄(安豆味王朝の末裔で那美の祖父。かつて大和人が侵略してきたことを恨んでおり、本土の人間を良く思っていない。)

宮島秀人/平田昭彦(ノーベル賞を受賞する頭脳の持ち主、正彦が沖縄から持ち帰った謎の金属をスペースチタニウムと判明する。)

宮島郁子/松下ひろみ(宮島秀人の娘であり助手)

和倉博士/小泉博(城北大学教授であり清水兄弟の叔父、金城冴子からの依頼により壁画を謎を解き事件に巻きこまれる)

南原/岸田森(フリーのルポライターを装って敬介たちに近づく謎の男、その正体はインターポールの捜査官)

田村/鳥居靖(南原とおなじくインターポールの捜査官)

黒沼/睦五郎(ブラックホール第三惑星人の地球征服司令官。気味の悪いワインを好んでいる。性格は冷酷)

魅力(ツッコミどころ)おすすめポイント

出典:ゴジラ・ストア

・ゴジラの仕草が妙に可愛い

ゴジラといえば怪獣なので、どちらかといえば獣の動きを想像しますが、本作のゴジラは人間ぽい仕草を連発します。

攻撃が外れた時などは(チッ)といったかんじの動きをしたり、身体ついたホコリをはらう動作はまさに人間です((笑)
他にもメカゴジラを挑発するポーズなどはカンフーの動きにそっくりで可愛らしいです。
後、個人的には目が可愛くて怖い怪獣には見えません。

・キングシーサー弱すぎ

今回ゴジラとタッグを組むことになったキングシーサー、かつては大和人が攻めてきた時に追い払った武勇伝をもっています。
その後は岩の中に身を隠し眠りについていました。
しかしメカゴジラの出現で長い眠りから目を覚まし戦いに挑みます。
その実力は・・・・
まぁなんとも弱い(笑)
メカゴジラは目からレーザーを発します。それはカウンターのように反射して打ち返すのですが
攻撃を変えられたら全然対応できません。
序盤は1人で戦っているのですが、後から参戦したゴジラの後ろに隠れるなど頼りになりません。

・素人が事件に首を突っ込みすぎ+プロも素人を頼りすぎ

ここが一番のツッコミどころです。
本作はブラックホール第三惑星人がメカゴジラを使い地球征服を企てることがメインです。
冒頭、正彦が沖縄の玉泉洞で奇妙な金属を見つけ宮島秀人博士に見せます。
結果その金属がスペースチタニウムだと判明します。その後メカゴジラが現れ暴れまくります。

宮島博士の考えではメカゴジラは宇宙人が操っていると確信されます。
すると宮島博士は何を思ったのか、正彦に玉泉洞に連れて行けと言います、自ら謎の解明をしようとするのです。(※もし宇宙人がらみなら警察か自衛隊などに報告するでしょう( ゚Д゚))
この考えが原因で宮島博士、郁子、正彦の3人はは捕らわれの身になってしまいます。
更に宮島博士は故障したメカゴジラの修理までさせられます。(※もはや自業自得です( ;∀;))

そしてプロことインターポール捜査官の南原も問題ありです。
ブラックホール第三惑星人の秘密基地から捕らわれた3人を救助するまでは良かったのですが、その後再び基地に侵入する際に宮島博士と正彦の同行を許可します。
かなり危険な行動です。あくまで2人は一般人なのに考えられません。

・細かい事ですがキングシーサーの謎

岩場に身を隠し眠っているキングシーサーを復活させるには条件が2つあります。
1つはキングシーサーの置物を安豆味城に置き、置物の目から光線を出させ岩場を破壊する事です。(※これは納得できます)
問題は2つ目の条件です。
姿を現したキングシーサーですがまだ寝ています。目覚めさすには安豆味王朝の末裔である那美が歌を歌うという設定です。
しかしこの歌(ミヤラビの祈り)の歌詞がラブソングにしか聞こえません( ´艸`)
何度聞いても笑えます。一度聞いてください。「ミヤラビの祈り

そして最大の謎は、かつてキングシーサーは本土からきた大和人を追い返したとされているので、かなり昔の話だとわかりますね。
でも名前はキングシーサー・・・キング(王)てか英語じゃないですか( ゚Д゚)
キングシーサー自らそう名乗っていたならまだ解かりますが、言葉を発する場面もありませんし謎が深まるばかりです。
設定が謎すぎます・・・

・ちょろっと気になる設定

これは仕方がない事なのしれませんが、ゴジラやアンギラスが登場した時みんな普通に納得しています。
シリーズを通して怪獣がいるのが当り前の世界なのか、少し悩みます。

以上のような魅力(ツッコミどころ)がおすすめのポイントです(笑)
決してディスってるわけではありません。
ゴジラたちの戦闘シーンは激しく、更に上記のポイントが混じり合っているからこそ楽しい作品になっていると言えます。

ストーリー

・メカゴジラとゴジラの登場

物語は沖縄の地からスタートします。
清水敬介と弟の正彦は沖縄の伝統舞踊を見ています。舞っているのは国頭那美(以下の表記は那美)です。
優雅に舞っていた那美が突然倒れ込みます。
そこに祖父の国頭天願が現われます。那美は「大きな怪獣が暴れている」と告げます。

その後、正彦は敬介に玉泉洞まで送ってもらい中を探索します。
そして正彦は奇妙な光金属を発見するのです。

一方、敬介は海洋博工事現場に行き妙な洞窟があったと知らされます。
そこに首里大学から金城冴子が調査にきて洞穴の中に書いてある壁画(預言)を調べ始めます。
壁画以外にもキングシーサーの置物を発見します。
冴子は昔キングシーサーが大和人を本土に送り返した伝説を敬介に話します。
冴子が壁画の謎を解いている時、不信な人物が冴子を見張っています。
その後、敬介と冴子は置物の謎を探るため敬介の叔父である和倉博士の元に向います。
飛行機で東京にむかう道中、空に山の様な雲が現われます。
これは壁画に書いてあった予言と一致すのでした。

*予言(大空に黒い山が現れる時、大いなる怪獣が現れ、この世を滅ぼさんとする。しかし赤い月が沈み、西から日が昇る時、2頭の怪獣が現れ人々を救う)

正彦は玉泉洞で見つけた金属を宮島博士に見せに行っていました。
結果、金属はスペースチタニウムと判明しました。

その夜、敬介は寝付けずにいました。
和倉博士と冴子は壁画の謎を解いていました。
その時、冴子を見張っていた男が現れ「置物を渡せ」と襲い掛かってきましたが、敬介の奮闘によりなんとか置物は死守しました。
男は走って逃げていきました。
外には飛行機であったフリーのルポライターを名乗る男の姿が・・・

その後、富士山が爆発しゴジラが現われました。
心配になった敬介は、正彦たちの元へ向かいます。
ゴジラの出現は沖縄にも知れていました。

ゴジラは町を破壊します。その時地面からアンギラスが現れゴジラに襲い掛かります。
敬介は不審に思います。何故ならゴジラとアンギラスは仲間同士だから。
アンギラスはゴジラにコテンパにやられ逃げていきました。
敬介は戦いのあった現場近くで、奇妙な金属を拾い宮島博士の元に向います。

敬介が持ってきた金属もスペースチタニウムと判明した。
すると宮島博士は正彦に玉泉洞に案内するよう言います。しかも今からゴジラを追って調べたいことがあると言い
一同はゴジラの後追っていきます。

破壊をくり返すゴジラその時、建物を突き破ってゴジラが登場します。
しかしアンギラスを叩きのめしたゴジラは、サイボーグでメカゴジラだったのです。
正体を現したメカゴジラを操るのはブラックホール第三惑星人です。
多彩な攻撃をもつメカゴジラはゴジラを圧倒しますが、メカゴジラのヘッドコントロールも故障します。
これで東京攻撃は一旦中止になります。
ゴジラは負傷して海に落ちていきました。
そして宮島博士は玉泉洞にいく事を決意します。

・人質を取られ、ブラックホール第三惑星人に協力する宮島博士

一方、和倉博士は壁画と置物の謎を解きます。
謎は置物を安豆味城の祠の上に置けばキングシーサーが目覚めるというものでした。
敬介と冴子は置物を持ってフェリーで沖縄に向います。

宮島博士と正彦と宮島郁子の3人は、玉泉洞でブラックホール第三惑星人に捕まってしまいました。
そして宮島博士は2人を人質に取られ、メカゴジラの修理に手を貸すことになってしまいます。

敬介たちの元には、ブラックホール第三惑星人のR1号が現れ置物をかけた戦いが始まります。
R1号は置物を持ったまま誰かに撃たれたように海に落ちていったのでした。
すると、そこにまたルポライターの男が現れたのでした。
その頃ゴジラは雷を全身に浴びてパワーアップしていました。
そして置物は偽物で、本物は船で預かってもらっていたので無事でした。

・ブラックホール第三惑星人秘密基地潜入、そして三つ巴の戦いが始まる

沖縄に着いた敬介たちは、宮島博士たちがホテルに帰っていない事を知ります。
そこにまた、見知らぬ男が敬介たちを見ていたのです。
敬介は1人玉泉洞に向います、そこで宮島博士の特性パイプを見つけます。
一方メカゴジラの修理も終えた宮島博士だったが、人質は解放されず蒸し焼きの刑を受けます。
玉泉洞内を探索する敬介、そこにブラックホール第三惑星人が現れ銃を向けられたその時、
銃声が聞こえブラックホール第三惑星人が倒されます。
撃ったのはルポライターの男だった、彼の正体はインターポールの捜査、官南原だった。
インターポールは密かにブラックホール第三惑星人の事を探りいれていたのだ。

敬介と南原は秘密基地に侵入し無事、宮島博士たちを救出します。
一方ホテルで待機している金城冴子は、赤い月が沈む様子を心配そうに眺めていました。
そして復活したメカゴジラとブラックホール第三惑星人の作戦を阻止するため南原、宮島博士、正彦の3人は再び基地に向いますが
再びブラックホール第三惑星人に捕まってしまいます。
敬介は安豆味城に向います。

安豆味城に到着した敬介と金城冴子だったが、ここにもブラックホール第三惑星人が待ち伏せしていたのです。
国頭那美と国頭天願を人質にとり置物を渡せと要求してきましたが、インターポールの捜査官田村に撃たれてあっけなく倒れます。
そして西から太陽が昇ります。これは蜃気楼によるものだったのです。

敬介は置物を置きます、すると蜃気楼の光をあびた置物の目から光線がでて岩場を破壊します。
するとキングシーサーの姿が見えます。
しかし眠っているキングシーサーを倒すためメカゴジラが発進します。
その時、那美がキングシーサーを目覚めさす為に歌い始めます、するとキングシーサーが目覚めるのでした。

目覚めたキングシーサーとメカゴジラの戦いが始まりました。
キングシーサーはメカゴジラの光線を跳ね返し、肉弾戦にもちこみます。
しかしメカゴジラの攻撃は多彩で、キングシーサーは劣勢に。
その時、海からパワーアップしたゴジラが登場します。

ここからゴジラとキングシーサーのタッグ戦が始まります。
2匹を相手にしてもメカゴジラが優勢です。
しかし雷を受けたゴジラは全身を協力な磁石に変え、飛行するメカゴジラを引きよせ2匹がかりで攻めます。
最後にはメカゴジラの首をへし折り勝利します。
宮島博士たちも秘密基地の破壊に成功します。
戦いを終えたキングシーサーは再び岩場に帰り、ゴジラも去っていきました。

最後は置物を元の場所に還してハッピーエンドでした。

ツッコミどころ満載で楽しい「1974年ゴジラ対メカゴジラ」の魅力・まとめ

今回は「1974年版、ゴジラ対メカゴジラ」をツッコミながら紹介させていただきました。
ツッコミは入れてますが本当に良作です。たけしゃんも好きすぎてDVDまで購入しました((笑)
ツッコミを入れたくなるのは、何度も鑑賞しているからだと思うんです。
後、製作にあたっての想いも感じます。
例えば当時、返還されたばかりの沖縄を舞台にして、映画を通して観光のアピールなどのサービス精神を感じます。
このように、何度も見るうちに色々な良さを感じさせてくれのも、やはり「ゴジラ」の魅力でしょう。

たけしゃんの映画三昧生活では、たけしゃんの目線とおすすめポイントでこれからも多くの作品を紹介していきます。
それだけでは、次回の作品紹介でお会いできるのを楽しみにしております。

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