4度も映像化されたパニック映画の金字塔ポセイドンアドベンチャー
出典:amazon.co.jp
航海中の豪華客船を襲う大津波、生き残るには冷静な状況判断と行動力そして決断力
4度も映像化されたパニック映画の金字塔「ポセイドン・アドベンチャー」
今回の映画三昧生活は1973年に日本公開された記念すべき第1作目の「ポセイドン・アドベンチャー」を徹底解説します。
本作は1969年に出版された小説をもとに映画化されたものです。
重さ81,000トンの豪華客船「ポセイドン号」乗客400名を乗せ航海中、海底地震が起こり巨大な津波に襲われます。
「ポセイドン号」は転覆し火災を起こし、海水がみるみる船内に入ってきます。パニックを起こす乗客、グズグズしている暇はありません。
船の外に出て救援を待つ以外方法はありません。
しかし、何処に進めばいいのか?生き残るための作戦が始まります。
主演はは映画「スーパーマン」シリーズでお馴染みのジーン・ハックマンをはじめ5人のオスカー受賞者が共演。
本記事は「ポセイドンアドベンチャー」の基本情報、見どころ・おすすめポイント、ストーリー、まとめ・感想の順で執筆しています。
「ポセイドン・アドベンチャー」見どころ・おすすめポイント
・昔ながらの映像だから味わえる迫力、緊張感
物語の冒頭では「ポセイドン号」は優雅に航海している姿が映しだされています。
その姿は美しく船内の様子も豪華でまるで実在している様にさえ感じる事が出来るでしょう。
そして一度大津波に襲われ転覆していく様は迫力満点で、カメラアングルも抜群で最高の緊張感が味わえます。
・幾多も迫られる選択と決断
船が転覆してからは如何にして助かるかの選択が迫られます。
まずじっとしているのか、船首に行くのか、それとも船尾に向かうのか
そして一番の選択は乗客を誘導するフランク・スコット牧師を信じて進むのか
その数ある選択を決断する度に危険が伴います。しかし船は着々と沈んでいくのです。
・名優による迫真の演技
今は亡き俳優も含め5人のオスカー受賞者が揃った布陣による迫真の演技に引き込まれるでしょう。
主演は「スーパーマン」シリーズでは悪役だったジーン・ハックマンが乗客を先導するフランク牧師を演じます。
そして彼を信じ進む者、信じることが出来ず別の道をいく者、様々な人間模様が交差するストーリーを名優によって
緊張感、恐怖、そして切なさまでを見事に伝えてくれています。
・1970年代のパニック映画に興味がある人には特におすすめです。
1970年代には「大空港」、「大地震」、「タワーリング・インフェルノ」など多くのパニック映画が公開されました。
「ポセイドン・アドベンチャー」はそれらの作品の流れも含んでいます。
その中でも「ポセイドン・アドベンチャー」は4回も映像化されているので、いかにファンが多い作品だという事が分かるでしょう。
実際に起こりそうな状態を題材にしているので、ある種リアルな作品だといえるでしょう。
以上の様な見どころがポイントです。後は実際に鑑賞してあなた自身で感じてください。
「ポセイドン・アドベンチャー」基本情報
日本公開日:1973年3月17日
上映時間:117分
監督:ロナルド・ニーム
主な登場人物
(フランク・スコット牧師):ジーンハックマン
(マイク・ロゴ):アーネスト・ボークナイン
(ジェームズ・マーティン):レッド・バトンズ
(ノニー・パリー):キャロル・リンレイ
(リンダ・ロゴ):ステラ・スティーヴンス
(ベル・ローゼン):シェリー・ウィンタース
(マニー・ローゼン):ジャック・アルバートソン
(スーザン・シェルビー):パメラ・スー・マーテイン
(ロビン・シェルビー):エリック・シーア
(ハリソン船長):レスリー・ニールセン
「ポセイドン・アドベンチャー」ストーリー
1400名の人々を乗せた超大型客船ポセイドン号は12月にニューヨークを出航し航海中であった。
ポセイドン号は構造上、大津波などに襲われれば転覆の恐れがあるためハリソン船長はゆっくり航海をしていたのだ。
しかし船主代理により現在3日の遅れが出ているためスピードを上げる様指示を受けた。
ポセイドン号は航海先のギリシャ・アテネで解体する予定なので遅れる事で不利益が生じるための指示だった。
やもえずハリソン船長は全速力で舵をとった。
大晦日のよる乗客は大食堂で新年を祝うパーティーを楽しんでいた。
しかしその時、沖合で海底地震が起きていたのだ。
そして新年を向えた時、地震の影響で発生した大津波がポセイドン号の左舷を襲った。
船はそのまま転覆、上下が逆になりパーティーを楽しんでいた乗客もパニックに、テーブルに挟まれる者や
多くの乗客が負傷する事態になった。楽しいパーティーは一転、地獄絵図に変わった。
そして生き残った乗客たちは最初の選択を迫られる。
救援がくるまでパーティー会場に留まるか、逆さまになった船底に向かうのか。
船底に向かう事を支持するのはスコット牧師だ、彼を信じ数名の乗客が後に続いた。
スコット牧師は牧師でありながらも、神より努力を信じる行動的な男だった。
しかし残酷にもパーティー会場にも海水が入ってきた。ここでも多くの犠牲を払った。
そして次々と選択がやってくる。
船底に向かうにも道のりは険しい、一つ間違えば命の保証はない。
初めは皆の意見や考えはバラバラだったが、共に信じ協力しあい脱出に向け動き出す。
道中、多くの選択をし犠牲を払いながら彼らは船底に向かう。
果たして無事彼らは助かる事ができるのか。
最後の最後まで緊張と恐怖で目が離せない展開に・・・
4度も映像化されたパニック映画の金字塔ポセイドンアドベンチャー・まとめ・感想
今回はパニック映画「ポセイドン・アドベンチャー」を紹介させて頂きました。
パニック映画の金字塔に相応しく、4度も映像化された事も納得できる作品だと言えます。
作中のスコット牧師の考え方、行動力は映画の中だけではなく今を生きる我々に必要なメッセージが沢山あると思います。
そして興行収入的にも大ヒットを打ち出し、経営難に陥っていた20世紀フォックスを立て直す事にもなったのも頷けます。
映画三昧生活ではこれからも新旧、ジャンル問わず多くの映画作品を紹介していきます。
映画を見るたび思うことなのですが、映画とはこの広い世界で1人ではとても体験する事ができない世界を味わえるツールの1つだと思います。
作品に登場する人物、世界観を疑似体験できる素晴らしいものだと。
そして作品に込められた多くのメッセージを受け取る楽しさ、これからも映画三昧生活は続いていきます。
あなたにとっての最高の一本が見つければ幸いです。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました。