歌を取り戻した少女が起こした奇跡、竜とそばかすの姫をやさしく解説

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歌を取り戻した少女が起こした奇跡、竜とそばかすの姫をやさしく解説

出典:「竜とそばかすの姫」公式サイト

2021年に公開された日本のアニメーション映画「竜とそばかすの姫」

日本アカデミー賞、優秀アニメーション作品賞などの賞を受賞した名作です。

とてつもなく綺麗な映像、鳥肌ものの歌声、現代社会の問題と闇、そして1人の少女が起こす奇跡。

仮想現実の世界「U」に突如現れた歌姫、圧巻の歌声で皆を魅了する彼女の名前は「ベル」。

そして「U」で危険視される謎の存在「竜」。

この2人の出会いが、1人の少女が仮想現実での生活を通して強く成長するキッカケに。

という訳で今回の映画三昧生活は「竜とそばかすの姫」をやさしく解説していきます。

まず、なぜやさしく解説かと言うと、本作品は残念ながら結構な酷評を受けている事実があるからです。

「竜とそばかすの姫」と検索すると「酷評」とか「ひどい」などのワードが次々と出てきます。

その評価にたいしては映画の評判は人それぞれなので酷評があっても良いと思います。

そして本記事は僕が実際に鑑賞した感想を交えて、おすすめポイント、基本情報を、ストーリーをやさしく紹介していきます。

「竜とそばかすの姫」はハッキリ言って良作であり、鑑賞後にやさしい気持ちになれるのでその様に執筆します。

竜とそばかすの姫」予告動画はこちらから!!

「竜とそばかすの姫」のおすすめポイント

・素晴らしいアニメーション映像

細かい映像技術についての説明は省きますのでご了承ください。

本作品は現代でいう仮想現実(「U」と田舎町の現実世界を行き来するのですが

現実世界の描画は見やすいぐらいで特に他のアニメ映画と変わらないのですが、仮想現実の「U」の描画は

とても綺麗で立ち並ぶビル、町の風景は圧巻です。そして登場するアバターも様々な姿をしています。

そして非現実的な巨大なクジラに乗って歌を歌うベル、画面の隅々まで丁寧に作り込まれているので何度も見直して確認できます。

正に今では耳にする事が多い「メタバース」の世界はこうゆう世界なんだと感じます。

・ベルの圧巻の歌声そして

ベルは先述した巨大なクジラの上であったり、「U」の様々な場所でベルは歌を披露します。

か細い声に始まり、徐々に気持ちが前面に出てくる歌声は鳥肌ものです。

作中ではベル多くの楽曲が流れているのでお楽しみください、そしてすずの歌声も。

・やさしい物語を通して成長していくすずの姿

本作の主人公内藤鈴(以下すず)は幼い日に母親を亡くします。

それが原因ですずは、大好きな歌を歌えなくなってしまうのです。

残された父親との生活でも2人は言葉を交わす事も少なく、周りの友達とも深く馴染めずにいます。

そんなすずの前に現れたのが「U」、すずは新たな世界でベルとして自分を生きようとします。

すずはベルになり歌を歌う事ができたのです。そして「U」の世界で様々な体験をし自警団に追われている「竜」に出会います。

あくまで「U」は仮想現実,そこに住むアバターは皆「AI」を除いては現実世界に存在する人間なのです。もちろん「竜」も。

すずは「竜」に対し敵対心を持たず、むしろ興味を惹かれます。その事で現実世界での歯車が回り始めます。

初めは頼りなかったすずが、強く成長していき最後には現実世界でも歌を取り戻す姿には涙します。

・現実世界の闇と、未来に対しての恐怖

本作品は2021年の公開だったので、今現在の世界にかなり近い世界観が描かれています。

スマホも出てきてSNSでのやり取りなども行われ、かなりリアル感があります。

そしてそれは同時にSNSによる誹謗中傷などの現実の闇も・・・

「U」の世界においても未来の「メタバース」などの仮想現実世界の可能性も描かれていますが

そこにも注意すべき危険が存在します。

これらの要素が現代、未来と続く恐怖だと感じるでしょう。

ただこういった世界だからこそ、すずの成長とやさしい物語になるとも言えます。

本作は121分と少し長い尺ですので、おすすめポイントを挙げていけばキリがありません。

そしてかなりのネタバレになってしまうので(笑)

最後に本作品はアニメーション映画が好きな方だけでなく多くの方に響く作品です。

仮想現実に興味がある方、やさしい気持ちを味わいたい方などなど

1度鑑賞してすずの成長をやさしく見守ってください。

「竜とそばかすの姫」基本情報

公開日:細田守

公開日:2021年7月16日

上映時間:121分

主な登場人物、声優

(内藤鈴(ベル)、本作の主人公、そばかす顔が特徴の女子高生):中村佳穂

(久武忍(しのぶくん)すずの幼馴染):成田凌

(渡辺瑠果(ルカちゃん)学校の人気者):玉城ティナ

(別役弘香(ヒロちゃん)すずの親友であり、すずを「U」に誘う):幾田りら

(すずの父親、すずの母親が亡くなって以来すずとは微妙な距離感に):役所広司

(すずの母親、すずに歌う事の楽しさを教えた。幼い子供を助けようとし命をおとす):島本須美

(恵(竜):「U」の世界でのお尋ね者、戦闘能力にたけ「道場やぶり」をくり返している):佐藤健

(ジャスティン、「U」世界の自警集団ジャスティスのリーダー、竜を追っていいる):森川智之

「U」:インターネット上に存在する仮想現実の世界、全世界と繫がり50億人の人々がアクセスしている。

「アバター」:「U」にアクセスする時の姿、誰もがその姿を持ち[U」での生活を送っている。

「竜とそばかすの姫」ストーリー

高知県の田舎に住むすずは、そばかす顔の女子高生。

幼い頃に母親に歌う事の楽しさを教えてもらい育つがある日、川が氾濫し中州に取り残された幼い子供を助けるため

母親は川に飛び込み救出しようとするが、母親はそこで命を落した。

幼いすずは悲しみにふけるがネット上では母親の行為を非難する声が多く挙げられ、すずは次第におとなしい性格になっていた。

そして歌を歌う事が出来ないトラウマを背負った。

事故後、父親との会話も次第に少なくなっていった。

そんなある日、親友のヒトちゃんから仮想世界「U」の知らされる。

「U」は世界中の50億の人がアクセスする巨大なプラットホームであった。

すずは自らにアバターの姿ベルになり「U」の世界に飛び込んだ。するとベルになったすずは歌を歌う事が出来たのだ。

ベルの歌声に魅せられた人々は心をうたれ、ベルはたちまち人気者になったのだ。

人気に拍車がかかりコンサートを上演する事に

しかしその会場に謎の竜が現れた、そして竜を追って自警団も現れ大乱闘になりコンサートは中止になってしまった。

ベルのファンたちは怒り竜の正体(オリジン)をあばこうとする動きが始まった。

自警団ジャスティスも竜を探し出しアンベイルという方法で正体を暴こうと動き始めた。

そんな竜に対しベルは興味を抱く。

そしてベルは竜が住む「竜の城」にたどり着く。初めは竜に怯えるベルであったが竜の優しい部分にふれ

ベルは竜のためだけに歌を歌うのであった。

現実世界でもトラブルが、幼馴染で学校で人気者のしのぶくんとの関係を勘違いされSNS上で炎上。

ヒロちゃんの協力でなんとか収まったものの、その後学校で人気者のルカちゃんがしのぶくんを想っていると知る。

しかも2人は両想いであると思い込み落ち込むすず。しかしそれはすずの思い違いであった。

しかしその時しのぶくんに、すずがベルであると指摘されすずはその場から逃げ去った。

一方「U」では「竜の城」が見つかり火を放たれようとしていた。

なんとか竜を救おうとすずはヒロちゃんと協力し竜のオリジンの手掛かりを見つけた。

それはベルが竜のために歌った歌を歌う知という少年の動画だった。

その動画には父親に虐待を受けている兄弟の姿が映し出されていた。

弟を庇う兄の恵、すずはその恵こそが竜のオリジンだと確信する。

何とか2人を助け出したいすず、しかし恵は簡単には信じてくれはい。

そこでしのぶくんが助言する。信じて貰うためにベルではなくすずの姿で歌う事を。

そしてすずは「U」の世界で姿をさらけ出し、自らの姿で歌ったのだ。

その歌声に多くの喝采が・・・

その後すずは動画を頼りに恵の元に向かう。

そして毅然と知と恵の父親に立ち向かい彼らを守った。

恵もこれからは父親に立ち向かう決意をする。

その後すずは帰宅後すずを信じ1人恵の元に向かう事を許してくれた父親に迎えられる。

そう、すずは歌声を取り戻したのだ。

そして母親が亡くなってからのぎこちない2人の関係が、すこし改善されていったのだ。

歌を取り戻した少女が起こした奇跡、竜とそばかすの姫をやさしく解説・まとめ

今回は感動アニメーション映画「竜とそばかすの姫」を紹介させて頂きました。

アニメ映画だからこそ表現できた内容だと、改めて感じます。

前述した通り酷評がある事は事実なのですが、やはり感想は人それぞれです。

この記事を読んで少しでも多くの人が興味を持って鑑賞して、感想を言い合えたら幸いです。

これからも映画三昧生活では、多くの作品を紹介していきます。

あなたの映画三昧生活のための1本が見つければ嬉しい限りこの上ありません。

それでは次回の記事でお会いしましょう。

ありがとうございました。

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