戦場での本当の敵は自分自身、映画「プラトーン」ネタバレあり考察

*本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
お薦め映画

戦場での本当の敵は自分自身、映画「プラトーン」ネタバレあり考察

出典:amazon.co.jp

こんにちは、たけしゃんです。

今回の映画三昧生活は戦争映画「プラトーン」を紹介します。

元々「プラトーン」とは戦場の30名~60名ほどの小隊を意味する言葉です。その「プラトーン」において

敵と戦うなかで本当の敵とは、正義と悪とはという問題を描いたベトナム戦争を題材にした作品です。

主人公クリス・テイラー(以下テイラー)の目線で戦場における「プラトーン」を語られています。

テイラー役は(チャーリー・シーン)で作中のナレーションもテイラーが努めています。

若い新兵としてベトナム戦争に参加したテイラー、彼は戦争に参加する人々は貧しい家の物が多い事に疑念を持っていました。

そこで自らが大学を中退して、彼らと同じ様に戦う事を決断したのです。

しかし戦場で見た光景は想像以上に厳しく、何が正義で悪なのか、そして本当の敵すら分からないものでした。

一般民への暴行、虐殺そして仲間内のいざこざ裏切りなど・・・

テイラーは戦争を通して自らその答えを出していきます。作品を見ているあなたもテイラーを通して考えてみて下さい。

余談ですが、本作にはアメリカ国外で初めて撮影にでたジョニー・デップがさり気なく出演しています(笑)

本記事では「プラトーン」のおすすめポイントならび見どころ、ストーリー(ネタバレあり)そしてまとめ・感想の

順に執筆しています。「プラトーン」に興味を持ったなら是非一度鑑賞する事をオススメします。

本作は第59回アカデミー賞で作品賞・監督賞・編集賞・録音賞を受賞しており

その他の賞でも受賞、ノミネートされた名作とされています。

「プラトーン」見どころ、おすすめポイント

・緊張感、そして迫力ある映像と切ないBGM

本作の舞台はベトナムの密林がメインになります。史実においてもアメリカ軍はこの戦争で多くの犠牲を払っています。

木々に隠れた敵兵がいきなり襲いかかってくるかも知れないという緊張感がずっと続きます。

そしていざ戦闘が始まると銃による銃撃戦とミサイルによる爆破などの迫力の映像が満点です。

最終局面における戦闘は夜の密林で行われ敵味方が入り混じった状態に、恐ろしいほどの緊張が恐怖を誘います。

そしてテイラーの悲しい気持ちを表すかの様なオープニングから流れるBGMは何か切なく、悲しい気持ちにさせてくれます。

・正義はどちら?バーンズとエリアスの確執、そしてテイラーの答え

本作の登場人物ボブ・バーンズ2等軍曹(以下バーンズ)は戦場において輝かしい戦績を持つ自信家

そしてゴードン・エリアス3等軍曹(以下エリアス)は正義感溢れる親しみやすい上司

バーンスはある村で村人を処刑しますしかしそれは違法行為です。

その行為に怒ったエリアスはバーンスを軍法会議にかけると言い、2人に確執が生じます。

戦闘時に部隊から離れたエリアスを探しに行ったバーンズは、誰も見てない状況でエリアスを撃ちます。

テイラーはエリアスは既に死んでいたとバーンズから聞かされます。しかし撤退するヘリの上から必死に走って

敵から逃げるエリアスを発見します、この時バーンズがエリアスを撃ったのだと確信したのでした。

死にゆくエリアスは両手を空に上げ力尽きます。

この場面が「プラトーン」のもっとも有名なシーンで、作品のパッケージになっています。

この時からテイラーはバーンズに殺意を覚え、最後は自らの手でバーンズを射殺します。

戦場を去るテイラーは本当の敵は自分自身との答えを出します。そして自身はバーンズとエリアスの子供

なのだという思いを持つのです。

ここが一番この作品において考えさせられるメッセージだと思います。

以上のポイントがおすすめ・見どころなのですが、DVD.ブルーレイでは特典映像として

「プラトーン」が舞台になったアメリカの時代背景など逸話が盛沢山詰まっています。

こちらも鑑賞すれば作品をもっと深く読み取れるハズです。

プラトーン予告動画はこちら!!

「プラトーン」基本情報

日本公開日:1987年4月29日

上映時間:120分

監督:オリバー・ストーン

主な登場人物

(クリス・テイラー):チャーリー・シーン

(ボブ・バーンズ2等軍曹):トム・ベンジャー

(ゴードン・エリアス3等軍曹):ウィレム・デフォー

(バニー):ケヴィン・ディロン

(ハリス大尉):デイル・ダイ

(ガーター・ラーナー):ジョニー・デップ

「プラトーン」ストーリー

物語の舞台は1967年のベトナム共和国、大学を中退した若きテイラーは自国アメリカでは戦場に

行くのは黒人や貧しい人々ばかりの現状に憤りを感じ、自ら軍に入隊し戦場に到着した。

配属された部隊にはバーンズとエリアスを筆頭とした2つの勢力に分かれていました。

戦場ではベトナムの兵士とのゲリラ戦が待っていた。鬱蒼とした密林の中を動くという過酷なもので

意気揚々と参加したテイラーだったが、除隊の日を願う失望感に追いやられていくのであった。

ある時戦地の村でバーンズは無抵抗の村長の妻を射殺、更に村長の娘を人質にとり敵兵の情報を聞き出そうとした。

現状を見たエリアスはバーンズに襲い掛かり2人は揉め合い、他の者に何とか止められるがエリアスはバーンズを

軍法会議にかけると一方バーンズは殺してやると、2人の確執が生まれた。

そして戦争が過熱していく中、部隊から離れたエリアスをバーンズは銃で撃ち見捨てたのだ。

ヘリで退却する際、テイラーは走って逃げまどうエリアスを確認する。バーンズは何も語らなかった。

その夜テイラー達6人の兵はバーンズに復讐しようと話し合っていた。

テイラーの意見に賛成する者、反対する者と分かれていたがその場にバーンズが現れたのだ。

バーンズは6人を煽り挑発するが誰も手が出せない、しかしテイラーは1人バーンズに襲い掛かる。

しかしバーンズに逆に抑え込まれる。他の仲間がバーンズをなだめ何とかその場は収まるがテイラーは

バーンズに殺意を覚えるのであった。

翌日テイラー達の部隊はベトナム軍の夜襲に合い、完全に包囲されてしまった。

逃げ場を失いながらも懸命に戦うテイラー、バーンズを見つけるがバーンズは高揚しておりテイラーに襲い掛かる。

その時、味方の爆撃機が爆撃を開始し目の前が真っ白に・・・

夜が明け傷ついたテイラーは辺りを見渡す、敵味方の骸が多数転がっていた。

そして倒れていたバーンズを見つける、バーンズは衛生兵を呼ぶよう命令をする。

しかしテイラーの目を見たバーンズは、撃てと告げテイラーは引き金を弾いたのだ。

間もなく仲間の兵が現れ怪我人は救助されていく。

テイラーも担架で運ばれて戦場を後にするのだった。

帰国の道中テイラーは思いにふける、戦場での本当の敵は自分自身である事だったと。

そしてバーンズとエリアスの確執、また自分が2人の息子のようであったと。

そしてこの経験を伝えていき、残された人生を有意義に過ごす義務があると。

戦場での本当の敵は自分自身、映画「プラトーン」ネタバレあり考察、まとめ・感想

今回は戦争映画「プラトーン」を紹介させて頂きました。

戦争で狂わされる人間性を強く訴えた作品というのが率直な感想です。

作中に登場するバニーは戦争に生きがいを感じていましたが、彼もまた戦争に狂わされていたのだと思います。

どんな状況であれ戦争は決して許される事では無いと改めて思いました。

戦争映画はメッセージ性が強く、暗い作品が多いのですが、過ちを繰り返さない為にもそのメッセージを受け取る事が

平和を維持する秘訣の1つだと確信します。

あなたも是非このメッセージを受け取って下さい。

話は大きく変わりますが、テイラー演じるチャーリー・シーンとバーンズ役のトム・ベンジャーが

コメディ映画「メジャーリーグ」でバッテリーを組んでいるのも映画の楽しさであると感じます。

これも映画三昧生活では、多くの作品を紹介していきます。

あなたの映画三昧生活のキッカケになれば嬉しいです。

では、次回の記事でお会いできるのを楽しみにしております。

ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました