映画シャイニング、孤独と謎の存在が襲い来る恐怖と惨劇の物語を解説

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映画シャイニング、孤独と謎の存在が襲い来る恐怖と惨劇の物語を解説

出典:[ワーナー公式]映画

こんにちは、たけしゃんです。

今回の映画三昧生活は、巨匠スタンリー・キューブリックが製作・監督を務めた

彼の代表作の1つと言えるホラー映画「シャイニング」を紹介します。

冬の雪山、隔離され誰もいないホテルを託されたトランス家族を孤独と何か得体のしれない存在が襲い掛かり

やがて悲劇が訪れるホラー映画、時に孤独は人間にとって恐怖を与えるものに変わる事を様々と見せつけられます。

本題の「シャイニング」とは、作中では不思議な力(超能力)の意味合いで使わてれいます。

本作品を知らない人から見れば何を意味するのか全く分からない題名だと思います。

しかしその意味は見ていくにつれて、重要な意味がある事を知るでしょう。

名優ジャック・ニコルソンの狂気じみた演技、そして時折姿を見せる謎の存在。

この2つが相まって見ているあなたを恐怖に陥れるでしょう。

原作はホラー映画で有名なスティーヴン・キングによる小説なのですが、本作では内容を大幅に変更されています。

これに対しスティーヴン・キングは批判しましたが、現在ではホラー映画の中で最も偉大な作品の1つされ評価されています。

そして商業的にも成功を収めています。

尚、本作の続編として2019年11月8日に「ドクター・スリープ」が公開されました。

余談ですが、ダウンタウンの番組の「ガキの使いやあらへんで」のバツゲームで松本人志さんが

1人で廃旅館に泊まるという企画の中で、バツゲーム前夜に「シャイニング」を見て余計に恐怖やと言っていました((笑)

本記事では「シャイニング」の見どころ・おすすめポイント、ストーリー、まとめ感想の順に執筆しています。

シャイニング予告動画はこちら!!

「シャイニング」見どころ・おすすめポイント

・ジャック・ニコルソン(ジャック)の狂気の演技

本作の最も有名なシーンは、ジャケットにもなった穴の空いた扉からジャック・ニコルソンが顔を出す場面です。

アルコール依存症の主人公ジャックを演じるジャック・ニコルソンは、見事にその様子を演じています。

最初は普通に見えるのですが声を荒あげ、暴力的になっていき最後には家族を殺害しようとまでします。

その変貌はアルコールとホテルにいる謎の存在によって徐々にあらわになっていきます。

この変化を見せる事が出来るのは、流石に名優ジャック・ニコルソンです。

・外部から隔離された空間と謎の存在

舞台は雪山で外部からの交通を遮断されたホテルです。

春が来るまで客も従業員も一切ホテルを訪れる事はありません。

その広い空間で仕事に没頭するジャックですが、やはり人との関わり合いがなく気がふれてしまいます。

またホテルには過去に孤独に耐えられなかった前者が家族を虐殺し、自ら自殺を図った事件があったのです。

この事件が原因なのか、ホテルにはジャック家族以外の何かが存在します。

その何かは時に人の姿をして現れて、ジャックを狂わしていきます。

謎の存在は途中、身体の腐った老婆の姿にもなりグロイ部分もあります。

そしてダニーだけが見える滝にの様に流れてくる大量の血など様々な異変が起こります。

この孤独と何かの存在が徐々にジャック家族と、見ているあなたを恐怖させるでしょう。

・2つの恐怖から逃げまどう、ジャックの妻ウェンディとダニーの危機

狂ったジャックは妻のウェンディとダニーを殺害しようと襲い掛かります。

逃げまどう2人ですが、ホテルの外は雪で車を走らす事も出来ません。

一度は殺害に失敗したジャックですが、何かの力で再び蘇り斧を持って迫ってきます。

この緊張感はエンディングまで続くので最後まで目が離せません。

そして最後まで謎の存在の正体は明らかにされません。

ここが恐怖を継続させるための演出だと感じさせられます。

以上の様なおすすめポイントと見どころを紹介しましたが、他に作中には細かい演出が沢山

含まれているので是非、一度鑑賞してみてはいかがでしょうか❕

 

「シャイニング」基本情報

日本公開日:1980年12月13日

上映時間:(北米公開版)143分

(国際版)119分

(プレミアム上映)146分

監督:スタンリー・キューブリック

主な登場人物

(ジャック・トランス):ジャック・ニコルソン

(ウェンディ・トランス):シェリー・デュヴァル

(ダニー・トランス):ダニー・ロイド

(ディック・ハロラン):スキャットマン・クローザース

(デルバート・グレイディ):フィリップ・ストーン

(ロイ):ジョー・ターケル

(グレディの双子の娘):リサ・バーンズ、ルイーズ・バーンズ

「シャイニング」ストーリー(ネタバレあり)

本作は章ごとに分けられ物語は進行していきます。

コロラド州のロッキー山に佇むオーバルック・ホテルに一台の車が向かっています。

それは冬の間、雪の被害を最小限に抑えるためのホテルの管理人の仕事を希望する

小説家志望のジャック・トランスであった。

ジャックはホテルのオーナーから仕事の説明を聞き乗り気であった。

そんなジャックにオーナーはかつてホテルで起きた惨劇について説明した。

かつて管理人を務めたチャールズ・グレディが隔離された生活で精神の異常をきたし

妻と双子の姉妹を斧で切りつけ、自らも猟銃で撃ち自殺したという惨劇の話だった。

説明を聞いたジャックは、妻のウェンディはホラー映画が好きで喜ぶと気に留めず仕事を引き受ける。

その頃、ジャックの自宅ではダニーが自分の口に住むというトニーからジャックの採用を知らされる。

そしてホテル閉館の日、ジャックはウェンディとダニーと連れホテルに到着した。

ホテルに到着したウェンディとダニーは料理長のハロランから台所の説明を受ける。

この時ハロランはダニーの事を「先生」と呼んでウェンディを驚かせた。

何故ならウェンディ達もダニーを「先生」と呼ぶことがあるが、ホテルでは一度もその呼び名で呼んでいなかったからだ。

ハロランはダニーに問う、不思議な力「シャイニング」を何時身に着けたのか、そしてどんな未来が見えたのか。

ダニーはトニーから口止めされていると何も話さなかった。

ダニーは客室の237号室に不吉なものを感じるとハロランに、しかし237号室には何もない近づくなとハロランは告げる。

そしてホテルの客、従業員がホテルを去り、5月までの3人の生活が始まった。

ある日、仕事に打ち込むジャックにウェンディが話かける。

そんなウェンディに対し「気が散る」とジャックは声を荒挙げる。

そして部屋でタイプライターの音や仕事をしている気配がしたら、ホールには入って来るなとルールを決める。

ある日ジャックの悲鳴を聞いてウェンディがジャックの元に訪れる。

ジャックは悪夢を見たウェンディとダニーを自分が殺す夢だったと。

その時、声を聴いたダニーが現れる。

ウェンディはダニーに駆け寄り安心する様話すが、ダニーの体にアザがある事に気づきジャックが手をかけたと

ウェンディはジャックを強く非難した。

アルコール依存症でもあったジャックは、どうしても酒が飲みたかった魂を売ってでも。

そんなジャックはバーでロイドというバーテンダーに酒をもらう。誰もいないはずなのに

そこにウェンディが現れ、ダニーにアザを付けたのは237号室にいた女だと言う。

その時ロイドの姿はなかった。

ジャックは237号室に入った、すると浴槽から裸の女性が現れジャックと抱き合った。

鏡に映る姿を見たジャックは驚愕する、その様は年老いて皮膚が腐っている老婆を抱いていたからだ。

ジャックは驚き部屋を後にした。

ダニーはエレベーターから大量の血が流れる光景や、双子の姉妹の姿などの幻影を見るのだった。

その頃ハロランはトランス家の身を案じ電話を掛けるが、雪の影響で電話線が切れていたので

自らホテルに向かうのであった。

部屋に戻ったジャックは何もなかったと、そしてダニー自らが傷つけたのだと言う。

ウェンディはホテルから逃げようと言うが、ジャックは怒り部屋を出て行く。

怒ったジャックは再びバーに向かう。そこで従業員のグレディとぶつかり服を汚しトイレでグレディと話す。

ジャックはグレディの事を知っていた、新聞で見たそして双子の姉妹がいる事も知っていると。

そう彼が管理人だと、しかしグレディは認めずジャックがずっと管理人だと。

グレディは続ける、ダニーが自分達の世界にハロランを呼び寄せていると。

そしてダニーはわがままでだと、ジャックは母親ウェンディのせいだと言う。

グレディはウェンディをきつくしつける必要があると、彼がやったように。

そしてジャックは無線の電源を切った。

ウェンディはジャックを探しホールへ、そして書き上げた小説を見て驚く。

そこには「ジャックは遊ばず仕事ばかり気が狂う」という内容の物が何枚も書かれていたのだ。

ジャックが現れた、ウェンディは手に持っていたバットを持って牽制する。

ダニーを医者に診せたいとウェンディは言うが、自分の責任はどうなるとジャックは怒り詰め寄る。

そしてジャックは彼女を殺そうと近づく、その時振り回したバットがジャックに直撃。

ジャックは気を失い、台所の倉庫に隔離された。

気を取り戻したジャックはウェンディに倉庫から出す様に頼むが、ウェンディは包丁1本を手にし雪上車に向かう。

外に出たウェンディは雪上車へ、雪上車はジャックにより壊されていた。

倉庫で眠っていたジャック誰かがドアをノックした。それはグレディだった。

グレディは例の仕事はジャックには無理だと。しかしジャックはもう一度チャンスをくれと頼む。

グレディはジャックの頼みを受け入れドアを開けた。

その頃ハロランがホテル近くまで来ていた。

部屋にいたダニーは「レッドラム」という言葉を連呼していた。

傍らにはウェンディが眠っていた。

そしてダニーはウェンディの口紅で「REDRUM」とドアに書いた。

目が覚めたウェンディはダニーを抱きしめ鏡に映ったドアを見て驚愕する。

鏡に写った文字は「MURDER」殺人と書かれていたのだ。

その時、ジャックが斧でドアを叩きだしたのだ。

何とか逃げようと小窓を開けダニーを逃すウェンディ、しかし自身は引っ掛かって出れない。

ドアを破壊してジャックが顔を覗かせる(*ここがジャケットの場面)

壊れたドアから手を入れ鍵を開けようとするジャックの手を包丁で切るウェンディ。

その時ハロランがホテルに到着した。逃げたダニーは台所の棚に隠れた。

ハロランははホテルのドアを開けウェンディらを呼ぶ、しかしジャックが彼に近づいていた。

そしてジャックは斧でハロランを一突き、悲鳴を上げるダニー。

次の標的はダニー、ウェンディもダニーを探しホテル内を走っていた。

すると誰もいない部屋に不気味な2人の姿を見たウェンディ、もはや声も出ない。

ダニーはホテルの外にある巨大迷路に逃げ込んでいた。少し前にウェンディと遊びにきていた場所だった。

迷路内を走るダニー、ジャックも追って迷路にやって来た。

その頃ホテルにいたウェンディは、殺害されたハロランを見つける。驚いて後ろを向くと頭から血を流した男が立っていた。

ジャックから逃げるダニーは巧みに足跡を消し姿を隠した。

ホテル内でダニーを探すウェンディにも、エレベーターの前であふれ出る大量の血が見えた。

大声を出しダニーを探すジャック、隙をみてダニーは迷路の外に逃れウェンディと合流。

そしてハロランの車でホテルを後に、ジャックはそのまま迷路で凍死した。

物語の最後に1枚の写真が出てくる「展望ホテル、1921年7月4日 舞踏会」

その集団写真の中心には、ジャックに瓜二つの男性が笑顔で写っていた。

映画シャイニング、孤独と謎の存在が襲い来る恐怖と惨劇の物語を解説・まとめ・感想

今回はホラー映画「シャイニング」を紹介しました。

最後の最後まで謎が残り、恐怖を継続させられる名作だと改めて感じます。

前述した通りジャックの狂気の表情が一番でるジャケットのシーンは

僅か2秒程なのですが、2週間の時間と90以上の撮影が行われました。

これらの撮影努力が本作の恐ろしさを表現できたものと思います。

なお、モデルになったホテルには小説に出てくる217号室が実在したので映画では237号室に変更されました。

本作の影響を考えると納得できる変更ですね。

何度見ても恐怖し謎を考え楽しめる作品なので、是非、1度鑑賞してみる事をオススメします❕

これからも映画三昧では多くの作品を紹介していきます。

あなたの映画三昧生活になる作品が見つかれば幸いです。

それでは次回の記事でお会いしましょう。ありがとうございました。

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