悲しきジョゼフ・メリックの生涯を描く「エレファント・マン」を解説
出典:VOD劇場
こんにちは、たけしゃんです。
今回は、巡りあえた名作映画の数々と、自身を重ねて楽しむ映画三昧生活!「エレファントマン」を紹介します。
「エレファント・マン」作品名を見ると一見何かホラー映画の様にも見えます。
しかし本作は、実在したジョゼフ・メリックという男性の悲しき生涯を描く作品です。
作品の中では(ジョゼフ・メリック)の名前は(ジョン・メリック)に改変されている為、本記事では(ジョン)として
紹介していきます。
「エレファント・マン」の名前の由来は、ジョンは生まれつき骨格の変形や、全身のコブなどで体が変形していました。
そのジョンを見世物小屋の興行師が彼を売り込むために、ジョンの母親がジョンを身籠っている時に像の大群に襲われる夢を
見たのが原因で、生まれたジョンが奇形であったと宣伝した事が由来とされています。
ジョンは奇形な姿で生まれたため、その生涯は決して恵まれたものではありませんでした。
ジョンは数多くの屈辱や災難に襲われます。
しかし清らかな心と希望を持ち、少なくもジョンを見守る人々に支えられ生きていき小さな幸せを手にするジョンの姿には涙が止まりません。
尚、本作品はアカデミー賞など多くの賞にノミネートされ高い評価を得ています。
日本においては、1981年どの興行収入1位を獲得しています。
尚、本作品は2020年に「エレファント・マン4K修復版」として再び公開されました。
本記事では「エレファン・トマン」のおすすめポイント・あらすじの順で解説していきます。
映画「エレファント・マン」基本情報
日本公開日:1981年5月23日
上映時間:124分
監督:デヴィッド・リンチ
主な登場人物
ジョン・メリック:ジョン・ハート
フレデリック・トリーヴス:アンソニー・ホプキンス
カー・ゴム院長:ジョン・ギールグッド
ケンドール夫人:アン・バンクロフト
バイツ:フレディ・ジョーンズ
トリーヴス夫人:ハンナ・ゴードン
アレクサンドラ妃:ヘレン・ライアン
メリックの母親:フィビー・ニコルズ
「エレファント・マン」おすすめポイント
・ジョンの清らかな心
主人公ジョンは、見た目のせいで数々の酷い仕打ちを受けてきた。
しかし、その心は清らかで純粋そのものです。
作中を通してジョンの優しさに触れるでしょう。
・モノクロ映像による物語の世界観の共感
本作は1981年に公開されています。
公開当時は、すでにカラーによる映画が主流でしたが、あえてモロクロ映像にする事で
舞台となった19世紀の雰囲気をだし、見ている人に臨場感と親近感が持てるような演出になっています。
後、言葉では表せられない切なさ、感動が沢山散りばめられています。
是非、鑑賞して感じて下さい。
あらすじ
19世紀ロンドン、奇形な姿で生まれたジョンは「エレファント・マン」という名前で見世物小屋にいました。
そんなジョンに興味を持った外科医のフレデリック・トリーヴスは、ジョンの姿を見てあまりもの衝撃を受け涙します。
そしてジョンを研究及び観察のため見世物小屋の興行師バイツからジョンを引き取ります。
病院に訪れたジョンの風貌は黒いマントを羽織り、頭巾を被っていたので病院での反応hは良いものではなかった。
トリーヴスは彼を病院の屋根裏部屋に移し、経過観察をすることに。
ジョンは背骨が極度に湾曲しており、しかも気管支炎をも患っていたのでベットに仰向けで眠る事が出来なかった。
故にジョンは座って眠ることしか出来ない、そして母親の写真を見つめて眠るのだ。
トリーヴスは当初ジョンは極めて知能が低いと考えていた。
しかし、ジョンが聖書を暗記し朗読する姿を見てジョンに対する接し方が変わっていく。
舞台女優のケンドール夫人は、新聞のジョンの記事を読みジョンに興味を持ち始める。
同時にジョンの風体を面白がり、見世物にしようとする者も現れた。
ジョンはトリーヴスと妻のアンとのお茶会に招かれる。
ジョンは美しいアンに優しく接しられ、感激して涙を見せる。アンもジョンの不憫な人生に涙する。
ある日ジョンはケンドール夫人と面会する。
夫人は自分の写真と、「ロミオとジュリエット」の本をプレゼントする。
2人は本を読み合わせ婦人は、本の内容の通りジョンにキスをするのだった。そして、あなたはエレファント・マンなんかじゃないと。
その後病院では、ジョンの今後について議論されていた。病院からジョンを追い出したい派と彼を擁護するトリーヴス。
その場にヴィクトリア女王からの病院に対しての感謝の手紙が届き、多数決の結果ジョンは病院に滞在する事を認められた。
その事を知ったジョンの喜びようは、例えようがないものだった。
しかしその夜、ジョンを見世物にしようとする者が現れもてあそばれる。
その中にはバイツの姿も。
翌朝、トリーヴスがジョンの部屋を訪れたがジョンの姿はなかった。
トリーヴスは犯人を問い詰めたが、ジョンの行方は分からなかった。
ジョンはバイツに連れられ、再び見世物小屋にいた。
ジョンの体は弱り切っていた。しかしバイツはジョンに酷い仕打ちを行う。
だがジョンの事を不憫に思う見世物小屋の仲間が、計画を練りジョンを逃がす。
何とか病院にたどり着いたジョン、トリーヴスは優しく抱きしめた。
ジョンはケンドール夫人の舞台を見に来ていた。
そしてケンドール夫人に舞台から紹介され、拍手喝さいをあびた。
そして静かに最後の時を迎える
幸せな気分を味わったその夜、作っていた礼拝堂の模型を完成させたジョン。
憧れていたベッドにの上での睡眠、ジョンは横になって眠り静かに息を引き取った。
悲しきジョゼフ・メリックの生涯を描く映画「エレファント・マン」まとめ・感想
今回は映画「エレファント・マン」を紹介させて頂きました。
実在の人物を元に製作された事を知った時は、衝撃を受けました。
名優アンソニー・ホプキンスの演技も魅力の一つになっています。
何度見ても、場面、場面で心が揺さぶられます。
感動作品の中でも群を抜いていると思います。
是非、鑑賞してジョンの心に触れてみて下さい。
これからも映画三昧生活として多くの作品を紹介していきます。
それでは次回の記事でお会いしましょう。ありがとうございました。